
「ミス台湾」は、二代目瀧澤光龍斎の作で、着物には丸に二つ雁金の紋があしらわれています。
1928年7月には、カリフォルニア州ロサンゼルスで開催された国際日曜学校大会での8体の答礼人形展に出品されました。その後、ロサンゼルス自然史博物館に所蔵され、現在も同館に保存されています。
お道具類には別の答礼人形用のお道具が混じっています。「ミス台湾」用の展示台、茶道具、提灯などに加えて、「ミス広島」用に製作された加賀梅鉢の家紋入りの衣装箪笥と針箱、さらに、外地代表の人形および巡回展示用に用いられた牡丹の紋が付いた挟箱があります。
博物館には、1927年10月に広島で開催された「ミス広島」の送別会の際に撮影された記録写真も保存されています。
これらの資料写真との照合により、この人形は本来「ミス兵庫」として製作されたものであることが判明しています。