
「ミス岐阜」は二代目瀧澤光龍斎の作で、着物には庵木瓜の家紋が付されています。
1930年5月、「ミス岐阜」はクリーブランド長老派教会の仲介でオハイオ州クリーブランドのカヤホガ郡公共図書館に寄贈されました。その後、頻繁にトレド美術館にも貸し出されました。
1942年にはクリーブランド美術館に移され、1950年代から1960年代にかけては同館の教育普及プログラムの一環で、学校や教育展示で用いられました。1972年に美術館の新館に移された後は、長らく注目されることなく保管されていました。
1997年、日本からの問い合わせにより再び関心が高まり、「ミス岐阜」は保存修復と里帰り式典のために一時帰国しました。
人形は現在もクリーブランド美術館に所蔵されており、船券とパスポート、展示台を除くお道具類もほぼ全て揃っています。
なお、記録写真との照合により、この人形は本来「ミス福井」だったことが判明しています。