
京都市の代表人形である「ミス京都市」は、面屋岡本庄次郎(十二世面庄)の作で、京都京子と名付けられました。着物には京都市章があしらわれています。
「ミス大日本」と六大都市(東京·大阪·京都·名古屋·横浜·神戸)を代表する人形はすべて、関節が動く三つ折れ構造の木製人形で、市松人形の布帛でできた柔らかい関節構造とは異なります。これら7体の人形はすべて、京都の老舗で皇室御用達の格式を誇る人形商·丸平大木平蔵の監修のもとに製作されました。
1928年、「ミス京都市」はアーカンソー州リトルロックにあるアーカンソー博物館に寄贈されました。しかし戦時中に個人の手にわたり、1953年に博物館に返還されるまでの間に、素人手による補修が施され、新しい着物が着せられていました。ほとんどのお道具は失われ、扇、日傘、漆塗りのぽっくりだけが残されていました。
2011年、「ミス京都市」は保存修復のために日本へ里帰りし、その際に当初の着物を着せなおし、帯も1927年当時の仕様に基づいて新調されました。
現在は、アーカンソー州リトルロックのディスカバリー博物館に所蔵されています。