
「ミス京都府」は、市ではなく府を代表する人形で、二代目平田郷陽の作です。姓は山城または平安、名は京子の愛称がつけられました。着物には中陰五七桐の紋があしらわれています。
アメリカ北東部広域を巡回したのち、1928年7月にマサチューセッツ州ボストン子供博物館に寄贈され、現在も同館に所蔵されています。
かなりたくさんの漆塗りのお道具類が添えられていますが、その多くには「ミス佐賀」の紋が付されており、外地を代表する人形や移動展示用の旅行セットに共通して用いられた牡丹の汎用紋がついたものも含まれています。
1985年には、「ミス名古屋」とともに『戦争と女性展』(中日新聞社主催)に出品するため日本へ里帰りしました。その後1988年にも、『お帰りなさい答礼人形:青い目の人形交流展』(国際文化協会·そごう百貨店·朝日新聞社主催)への出品のため再来日しています。