
神戸市の代表人形として製作された「ミス神戸」は、面屋岡本庄次郎(十二世面庄)の作で、着物には神戸市章があしらわれています。愛称は不明です。
人形は巡回展示の初期に損傷を受けたため、コネチカット州スタンフォードにあるアーサー·ガーフィールド·ラーナード氏の私設博物館·日本仏教建築博物館に預けられました。その後、同館は1947年10月に閉館したため、スタンフォード博物館に寄贈されました。
現在、「ミス神戸」は所在がわからない人形のひとつです。しかし、大阪朝日新聞が1929年9月に掲載した写真から、この人形が「ミス神戸」であり、スタンフォードに所蔵されたことが確認できます。
不思議なことに、ミズーリ州カンザスシティに寄贈された「ミス静岡」は長い間、「ミス神戸」のために用意された市章入りの着替えを着せられていました。現在は、本来の出身地である静岡にゆかりの柄をあしらった新しい着物に着替えています。
なお、「ミス大日本」と六大都市(東京·大阪·京都·名古屋·横浜·神戸)の代表人形は、いずれも京都で十二世面庄によって製作された木製の関節可動式(三つ折れ)構造の人形であり、都道府県や外地を代表する41体の市松人形とは異なる形式です。