
「ミス鹿児島」は、山本正吉(乾龍斎)の作で、薩摩昭子と名付けられました。着物には丸に橘の家紋があしらわれています。
1928年7月、ロサンゼルスで開催された世界日曜学校大会で特別展示された8体の答礼人形のうちの一体でした。その後、最終的な受け入れ先の調整での混乱や事務的な問題が重なり、1929年2月初旬にアリゾナ州フェニックスへの寄贈が決定し、アリゾナ博物館に収蔵されました。しかしその後も、アリゾナ州内で複数の博物館が閉館·統合されるなかで、「ミス鹿児島」もいくつかの施設を転々とすることになります。現在は、アリゾナ·サイエンス·センターに収蔵されています。
お道具類の多くは失われていますが、橘の紋が付された漆塗りのお道具の一つと、アメリカ製の旅行用トランクが現存しています。